口蓋垂(のどちんこ)が大きい場合、それが呼吸の障害となっていびきの原因となる。
扁桃腺やアデノイドが炎症をおこすなどして腫れている場合、いびきの原因となることがある。
舌が大きかったり、軟口蓋が大きい場合もいびきの原因となる。
肥満が原因で喉が狭くなる、すなわち上気道が狭くなるためにいびきをかきやすくなることがある。
花粉症を含むアレルギー性鼻炎や鼻ポリープ、蓄膿症など鼻詰まりをおこす病気が原因となることもある。
疲れがひどい場合や飲酒などが原因で、舌の筋力が落ちることがいびきの原因となることがある。睡眠薬等が原因となることもある。
注意すべきいびきの原因
上記の飲酒などが原因の場合と同様、意識レベルが低下している時には、舌根が咽頭を塞ぐ舌根沈下がおきやすい。従って舌根沈下による鼾は意識障害の症候の一つであることもあり、その意識障害を来たす疾患には脳血管障害等がある。ふだん、いびきをかかないような人が突然にいびきをかきだすような場合、注意が必要である。
習慣性のいびきを伴う上気道抵抗症候群という病態もあり、これは睡眠時無呼吸症候群と同様に昼間のひどい眠気などが特徴である。心臓病が関与している場合があるので、注意が必要である。
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